成人病の平均年齢とエストロゲンの減少

成人病は生活習慣病とも呼ばれていますが、高血圧、高脂血症、糖尿病を主とする生活習慣が関係していると思われる疾患のことです。成人病は平均して40歳以上になると発症が増加する傾向があり、年齢とともに増加していく傾向があります。平均寿命が延びてきた現在では、健康寿命といって、病気のない健康な状態が寿命より随分と少ないことが危惧されています。健康寿命を伸ばすためにも、成人病にかからないことが大事なことです。
女性は閉経を挟んだ前後5年の更年期と呼ばれる時期に女性ホルモンのうちエストロゲンが急激に減少します。閉経は平均して50歳前後と言われています。女性の成人病には、エストロゲンが大きく関与しています。女性の体の機能はエストロゲンにより維持されているものが多いため、更年期になると様々な不調が生じてきます。
エストロゲンには、善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロールを減らし、高脂血症を予防する働きがあります。これにより、動脈硬化も抑えられていて、狭心症や心筋梗塞、脳卒中のリスクを減らしています。脳の動脈硬化を予防することで、物忘れや認知症を予防しています。
また、ビタミンDの吸収を促進し、骨からのカルシウムの溶け出しを抑制することで骨量を増加させて骨粗鬆症の予防もしています。糖尿病や血圧が上昇することを抑える効果もあります。
女性の成人病の改善には、エストロゲンの補充が効果的です。補充することにより、更年期以降に増える、高血圧、高脂血症、糖尿病などを予防することができます。狭心症や心筋梗塞などのリスクも減らすことができます。骨量の減少や認知症の予防もできるため、健康寿命も延びることに繋がります。

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